グラシトールは、血糖値対策サプリの中でもたいへんユニークな存在で、インスリンとよく似た働きをする「ピニトール」を主成分としたサプリメントです。
今回はこのグラシトールの購入レビューを兼ねて、詳しく製品のご紹介をします。
グラシトールの機能と効果
血糖値をサポートするポイントは下の図のように4つあって、グラシトールは③のブドウ糖を細胞へ取り込む機能をサポートするサプリメントになります。
本来この取り込みを指示する役目はインスリンが担うものですが、インスリン分泌能力が低下している、あるいはインスリンがうまく働かない(インスリン抵抗性がある)場合は、糖の細胞への取り込みが正常に行われず、血糖値を下げることができません。
そこをグラシトールの主成分で「インスリン様物質」(インスリンようぶっしつ)と言われるピニトールがサポートします。
ちなみに糖質の①分解・②吸収を妨げることで食後血糖値の上昇を緩やかにするものとしては、サラシア、桑の葉、イヌリン、難消化性デキストリンなどがあります。
また細胞内で④代謝を促進するサプリが、ALAを配合したアラプラス糖ダウンです。
インスリンの働きと、ピニトールがブドウ糖の取り込みをサポートする仕組みについては、ピニトールの記事で詳しくご説明していますので、是非参照してください。
血糖値対策にグラシトールが向いている人
グラシトールが向いている人を一言で言うと、インスリン抵抗性が原因で血糖値が高めになっている人ということになります。
病院で「インスリン(IRI)検査」を受けると、インスリン分泌量やインスリン抵抗性が分かるのですが、まだ糖尿病まで至っていない糖尿病予備群の段階では、全額自己負担で希望しない限り、普通は「インスリン(IRI)検査」を行いません。
ですからはっきりとは言えませんが、肥満の人はカロリーと共に糖質も摂りすぎていると思いますので、食事療法に加えて糖質の①分解・②吸収を妨げるサプリやお茶の方が良いかもしれません。
逆に肥満ではないのに血糖値が高い人は、インスリン抵抗性が原因である可能性が比較的高いのではないでしょうか。
もちろん、肥満からインスリン抵抗性が増して、糖尿病になるという経過をたどることが多いので、肥満はまずダイエットを心がけてということです。
グラシトールと同じ種類のサプリやお茶はあるの?
インスリン様物質にはピニトールの他にもバナバに含まれる「コロソール酸(コロソリン酸)」や、ゴーヤに含まれる「ポリペプタイドP(チャランチン)」などがあります。
ですので「バナバ茶」「ゴーヤ茶」は同じ機能を持っていると言ってよいでしょう。
ピニトールを豊富に含む「アイスプラント」は野菜です。
しかしそのまま食べても相当な量が必要になりますので、ピニトールに関してはサプリメントになります。
そしてピニトールを配合したサプリは知っている限り2つしかなくて、一つは「グラシトール」、もう一つは妊活サプリとしての「ベジママ」です。
私は「バナバ茶」「ゴーヤ茶」よりも、ピニトール含有量が明確なグラシトールをお薦めします。
サプリのほうが外食のときでも確実に飲めますしね。
グラシトールの全成分
グラシトールに記載されている原材料名です。
ピニトール:1日(220mg×6粒)あたり300mg配合しています。
水溶性食物繊維:糖質を包み込んで腸からの吸収をおだやかにします。冒頭の図のサポートポイント②にあたります。
アイスプラント末:ピニトールの他、βカロテン、ルテイン、ビタミンK、カリウム、マグネシウムなど、アイスプラントの栄養成分がそのまま含まれています。
食用酵母(亜鉛・マンガン):有用なミネラル酵母です。
ビタミンC、ビタミンB1、B2、B6、B12。
葉酸:1日(220mg×6粒)あたり100μgです。
ナイアシン:ビタミンB群の仲間で、様々な酵素の補酵素になります。
ビオチン:皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
<以下添加物>錠剤にするためのもの以外は使用していません。
結晶セルロース:安定化剤や結合剤として使われていますが、有害作用は全くありません。
微粒二酸化ケイ素:錠剤を扱いやすい大きさにする増粘剤・増量剤で、これも無害です。
ステアリン酸カルシウム:錠剤をなめらかにしてつやを出す滑沢剤です。人に対する有害情報はありません。
グラシトールを飲む量とタイミング
サプリメントですので決まりはありませんが、機能からして血糖が増えてきたときに最もよく働きますので、食事に合わせて摂るのがベストと思います。
1食につき2粒、1日3食として6粒が1日の目安になっています。
副作用や飲み合わせ
グラシトール自体に副作用や飲み合わせの悪いものは特にありませんが、まれにアレルギーで合わない方がいらっしゃるそうです。
すでに病院で糖尿病治療を受けている場合は、勝手に飲まないで医師に相談したほうが良いと思います。
血糖降下作用が効きすぎると、低血糖症を起こす可能性があります。
その他の薬でもし心配なら、成分を見せて確認するとよいと思います。
グラシトール購入レビュー
グラシトールの定期購入を申し込んでみました。
注文翌日発送、ヤマト運輸のネコポスでポスト投函されます。
同梱物
製品の他に、挨拶状、飲み方ガイド、「あぐりっしゅ!」という月刊通信誌、お客様の声、パンフ3種類などが同梱されています。
形状・大きさ・飲みやすさ
丸い錠剤ですが、表面はツルンとした感じで、小さくて飲みやすいです。1回2錠なら何でもありません。
匂いや味
クンクン匂いを嗅ぐと、草とか青汁のような匂いがします。ベジタブルな感じと言っておきましょう。
「ベジママ」の匂いと似ているので、これがアイスプラント末の匂いなのでしょうか。
普通はそのまま飲み込むので、味を感じることは無いでしょうが、舌で溶かしたり噛み砕いてみたりすると、、、ほとんど味がしません。
ちょっとモソモソした感じで、決しておいしくはないので、噛み砕くのはやめたほうがいいです。
グラシトールの口コミ
実際の効果については以下の口コミなどを参考にしてください。
具体的な数値の部分は除外しました。
個人差がありますし、1~2ヶ月は続けてみて判断すべきと思います。
「会社の健診でこれはマズイと思い、生活習慣の見直しとともに飲み始めました。10ヶ月がたち、先日の健診では良い結果が!サプリメントの力も大きいんじゃないかと思い、すごく嬉しくて、ほっとしました。」Nさん 33歳 女性
「グラシトールを飲みはじめて約半年がたちました。飲む前は高いところをうろうろしていましたが、今は良くなって、私がこんなに長く飲み続けているのが不思議です。この先も楽しみながら続けていきたいと思います!」Nさん 51歳 女性
「定期的な運動や、食事に気づかいながら、合わせてサプリメントも飲んでいます。現状はここ数年安定しており、体調もよいように思います。」Wさん 48歳 男性
「両親が糖尿病だったこともあり、遺伝で私自身も血糖値が高めです。朝・晩1日2回のグラシトールは、糖質制限をしたり創意工夫をして、血糖値を改善している私の心の支えです。」Oさん 47歳 女性
グラシトールに関するQ&A
記事中でご説明していないことを、Q&Aでお答えします。
Q.どれくらい続けるとよいですか?
A.個人差がありますが、4~6ヶ月続けた後に良い感想を頂くことが多いそうです。
Q.妊活中・妊娠中・授乳中に飲んでも大丈夫ですか?
A.安心して飲めるとのことで、大丈夫です。
Q.水以外で飲んでも構いませんか?
A.基本的にサプリメントは何で飲んでも構いませんが、ノンカフェインの方が良いようです。
Q.アイスプラントはどこで作っていますか?
A.下記製造販売元の植物工場で無農薬・無菌栽培しています。(特許製法)
Q.アイスプラントには塩分があるのですか?
A.栽培に塩は使用していないそうです。
グラシトールの製造販売元について
製造販売元は、日本アドバンストアグリ株式会社です。
本社は滋賀県長浜市末広町、工場も長浜市、商品センターが野洲市にあります。
機能性植物の研究開発が専門で、経済産業省・農商工等連携事業者、農業経営改善計画認定事業者です。
自社植物工場のアイスプラント(ツブリナ)の出荷が2009年から。グラシトールは2013年からで、モンド・セレクション金賞を毎年連続受賞しています。
企画と販売だけやっているような健康食品会社とは、まったく違いますね。